Pianist AZUMI 'S Photo diary Sounds and Poem in Spain

ピアニスト 安澄・AZUMI スペイン 音と詩をさがして

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2016.02.03 Wednesday

アルベニスのイベリア 第二番 エルプエルト カディス

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    アルベニスの大作「組曲イベリア」の第二番の「El Puerto」(港)は
    カディスの港と注釈に記載されている。カディスはファリャの生まれた街でもある。

    ファリャの親友パイッサの記述によると、ファリャの若い頃まで、カディスは貿易で栄えた大変裕福な港だった。
    各国の領事や商人、船乗り、住人もイタリア人からノルウェー人、フランス人、フィリピン人から南米。
    スペイン人より外国人の苗字の方が多いほどだったし、
    スペイン人といってもバルセロナ(の割合が一番大きかった。スペイン最大の2つの港だったから)
    バスク、いろんな地方の人々がいて、その賑やかな繁栄ぶりは今からは想像できないほどだった。

    そして忘れてはいけないこと。
    当時のスペインの地方都市では、若い娘やご婦人は、深窓にこもっていて、滅多に外出ができなかったけれど、
    カディスだけは違っていて、マドリッドやパリのご婦人方のように、着飾って快活に散歩したりしていた。
    カディスの街には微笑みと歓びが溢れていた。

    残念ながらその後、戦争や恐慌があって、過ぎし日の面影は、亡霊のように青ざめて、たまに出現するだけだ。

    あの曲はただの港、でなくてあのカディスなのだ。
    地中海ではなく、大西洋の大海原を臨む港なのだ。






     

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